旭市避難所へ行ってきました。

4/3の日曜日、千葉県の旭市避難所へ法律相談員として、行ってきました。

その日は、5か所同時開催で相談会が開かれ、私は、飯岡小学校の担当でした。

海沿いの家の1階は、柱だけのむき出し状態で、津波が突き抜けたのが分かります。

鉄筋コンクリートの建物は、大丈夫なのですが、木造の1階は厳しいものがありました。

その日、相談を受けたのは、1件だけでした。

借地上の建物の滅失に関するご相談でした。

各部屋をまわってみなさんとお話する機会がありましたが、一番ほしいものは、「お金」。

「家を建てなおすのに、300万の補助金じゃ足りない」、と。ですよね…。

「着るものもみんな水浸しになってしまって、みなさんから頂いた服を着てますよ」、と明るく教えてくれたおばさまもいました。

教室に毛布を敷き詰めて、雑魚寝の生活、これは想像以上に疲れます。

共同生活なので、気が休まるところがありません・・・。

民間の賃貸住宅へ移動する方も多いようですが、ここに残っている方々は、なんとか元の家に戻りたい、と、今、家の修理をしている方達が多いようでした。

まだ相談会も第1回目なので、こうした相談窓口があることを知ってもらえれば、それでいいですよね。

きっと、生活再建が始まって、それからが法律問題の山でしょう。

千葉の司法書士会も頑張っています。

家に帰って、あったかいお風呂が沸いていたことに、今までにない幸せを感じてしまいました。

早く、被災者のみなさんの日常が戻る事を願うばかりです!

毎日新聞社 毎日jpより 

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20110404ddlk12040111000c.html